このページではサプリと薬の飲み合わせの確認を掲載しておきます。メジャーなサプリも薬によっては飲み合わせの悪いものがあるので、薬とサプリを併用する場合は注意が必要です。
このページに掲載しているのは一部の飲み合わせなので、できることなら、自分が飲んでいるサプリの一覧を作って、薬をもらう際に薬剤師さんに相談するのが理想です。
ビタミンCと解熱鎮痛剤
風邪予防にビタミンCを摂取する人が多いが、解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンと組み合わせると、同薬の代謝が抑制される可能性がある。
参考:サプリと薬の飲み合わせ ビタミンCと解熱鎮痛剤には注意が必要
https://www.news-postseven.com/archives/20211028_1701428.html
ビタミンD、A、K、Eと脂質異常症治療薬(スタチン系)
「これらは脂溶性のビタミンで、単体でも摂取し過ぎると副作用が起こり得ます。水溶性のビタミンCなどが摂り過ぎると尿として排出されるのに対し、脂溶性ビタミンは脂肪に蓄積してしまう。覚え方は“ビタミンDAKE(だけ)”です。
例えばビタミンAは薬として処方されることがありますが、体内では肝臓に蓄えられるため肝障害のある患者への投与は禁忌となっている。そこに肝臓で代謝される脂質異常症治療薬(スタチン系)などを飲んでしまうと、さらに肝障害のリスクが高まります」
参考:サプリと薬の飲み合わせ ビタミンCと解熱鎮痛剤には注意が必要
https://www.news-postseven.com/archives/20211028_1701428.html
亜鉛と抗リウマチ薬
新型コロナ感染症の後遺症として出現することが報告されている味覚・嗅覚障害や脱毛症。それらの症状の改善策として、亜鉛のサプリ摂取に注目が集まっている。しかし、亜鉛は抗リウマチ薬の効果を弱める恐れがある。
参考:コロナ後遺症で注目の亜鉛サプリ 抗リウマチ薬の効果弱める恐れも
https://news.yahoo.co.jp/articles/29128ee2a818d3b44027dc71d11c9684d84b4947?page=1
コエンザイムQ10、セサミンと降圧剤
疲労回復や老化防止など、さまざまな健康効果を期待して摂取されるコエンザイムQ10は、降圧剤との併用で血圧が過度に低下する恐れがある。ゴマに多く含まれる酵素で人気サプリのひとつであるセサミン。老化予防のために飲んでいる人が多いが、こちらも同様に降圧剤との飲み合わせには注意が必要だ。銀座薬局代表で薬剤師の長澤育弘氏が語る。
「セサミンには血圧を下げる効果が期待されますが、降圧剤と併用すると過度に血圧が下がりすぎてしまいめまいやふらつきなどの原因になる可能性があります」
参考:薬と健康食品・サプリの併用リスク ウコンやセサミンにも注意が必要
https://news.yahoo.co.jp/articles/192f5fa878c0427c7dfcf5b89c5fd372a08a1432
シトルリンとED治療薬
アミノ酸の一種で、血管を拡張し血流を促す効果が期待されるL-シトルリン。欧米など海外では男性の勃起機能の改善目的で利用されることがあるが、ED治療薬との併用は「血圧を過度に低下させる恐れがある」として禁忌となっている。
「血管を拡張することで勃起しやすくなるということは、血圧を下げることになります。ED治療薬も特定部位だけの血管を拡張して勃起しやすくする薬なので血圧を下げることになる。作用が増強される恐れがあるということです」(長澤氏)
参考:コロナ後遺症で注目の亜鉛サプリ 抗リウマチ薬の効果弱める恐れも
https://news.yahoo.co.jp/articles/29128ee2a818d3b44027dc71d11c9684d84b4947?page=1
グルコサミンと抗凝固薬(ワルファリン)
関節痛などに悩む人が症状緩和を期待して摂取するグルコサミンには、抗凝固薬(ワルファリン)との併用で出血のリスクがある。
「グルコサミンはワルファリン製剤との併用で薬の作用が強まり出血のリスクが高まると報告されています。また、EPAやイチョウを含むサプリと抜凝固薬を併用すると胃潰瘍や脳出血による小さな出血でも血が止まらなくなるリスクが高まります。特に手術時にサプリの摂取状況について医師らに伝えないと、血が止まりにくくなり命に関わることがあります」(医薬情報研究所エス・アイ・シー取締役で薬剤師の堀美智子氏)
参考:薬と健康食品・サプリの併用リスク ウコンやセサミンにも注意が必要
https://news.yahoo.co.jp/articles/192f5fa878c0427c7dfcf5b89c5fd372a08a1432?page=2
本格的にサプリと薬の飲み合わせを知りたい場合、「健康食品・サプリメントと医薬品との相互作用事典」を呼んで頂くことをお勧めします。