オーソモレキュラー療法はサプリメントを用いて、不足している栄養素を補うことで健康な心身を作り上げる方法です。アメリカと日本では若干の違いがあり、日本では分子栄養学とも呼ばれるジャンルになります。
この日本で分子栄養学を提唱した三石 巌先生の理論が日本における基礎となっています。この理論から独自に藤川徳美先生が発展させた低糖質+高蛋白質+鉄分のうつ消しごはんなどのメガビタ療法、小西伸也先生の低糖質+イグナロ理論+EAA+サプリの新しいメガビタミンなどの分子栄養学を基軸にした幾つかの流派に分かれています。
オーソモレキュラー療法も一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所と言う場所で詳しく学べるようになっています。
詳しい内容は本などを読んだりして頂くのがベストですが、基本的なスタイルは蛋白質+ビタミンC+ビタミンEの摂取です。ただ摂取すれば良いと言う訳ではなく、蛋白質は毎日、体重1kgに対して1g~2g程度、ビタミンCは100㎎(2015年版食事摂取基準)とされていますが、最低1000mg程度と大きな差があります。
これはカスケード理論と呼ばれる、必要とされる栄養素は個人差によって必要量が全く異なることからです。人によってはビタミンC100mgで十分な場合もあれば、1000mgでも足りない人も居ると言った形です。
私の場合はうつ病を克服するために、藤川徳美先生の「うつ消しごはん」を読み、オーソモレキュラー療法を知りました。残念ながら、うつ消しごはんの内容を実践してみましたが、推奨されているプロテインの摂取が体に合わず、続けることができずに断念する形になっています。
高タンパクの理論自体は素晴らしいものだと思っていたところに、小西伸也先生が提唱するEAAを使った「超簡単メガビタミン入門1」に出会い、小西伸也先生の推奨する形での分子栄養学を軸とした療法を進めています。
詳しい内容は本のレビューなどで書きたいと思いますが、イグナロ理論のアルギニン+シトルリン、高蛋白を少ない負担で達成するEAA、ビタミンCを中心とした高ビタミンの摂取が基本です。